So-net無料ブログ作成
検索選択

刹那的発泡詩 < 5 > [ひまつぶ詩]


「怒り」


心の海が逆流して
理性の川を遡ると
紳士面した堤防など
なんの役にも立たない

川は至る所で決壊し
川であることをかなぐり捨てて
見栄えの良い都市計画の上で
泥まみれの言葉の魚を泳がせる

さてさて
干上がった海の底で
膝を抱えて震えているのは
とってもちっちゃな
自分自身じゃないのかい?




**********




「哀しみ」


僕達は
一粒だ

哀しみを螺旋構造に宿したまま
この世に零れ落ちてしまった
一粒だ

小綺麗にラッピングしたり
小狡くシュガーコートしたり
小粋にフェイントをかけたりして
哀しみを繕う
一粒だ

これ見よがしに飾り立てたり
アルコールの波間で泳がせたり
液晶の上になすりつけたりして
哀しみを弄ぶ
一粒だ

僕達は
一粒だ

一粒の
哀しみだ




nice!(0)  コメント(2) 

刹那的発泡詩 < 4 > [ひまつぶ詩]


「明日の情」


優しく蛇行して
適度に濁って
こそばゆく岸を撫でながら
僕の根底を流れる
情の小川は

ときおり
なす術もない豪雨に
のたうち回って

ときおり
思いがけない土砂崩れに
堰き止められる

昨日の暴発を悔いても
今日は意地が邪魔をして
明日は
明日こそは謝ろうと
情の小川に言い聞かせる

そんなことの繰り返し



**********



「大河マスク」


情の小川を
毛細血管のように
丁寧に張り巡らした
僕の世間体は

人の顔色と
その場の空気を
即座に読み取るのは
得意なのだけど

背後からの指の奇襲と
無責任な噂のつむじ風
ゴリゴリの押しの圧力には
めっぽう弱い

どんな天変地異も
滔滔と受け流し
豊かに濁り続ける
大河のようなマスクが欲しい



**********



「虚人の星」


大河は猛り狂い
山岳は泣き崩れ
森林は行き倒れ
海洋は押し黙る

馬鹿正直に
生きることができない
器用貧乏な
人は何も知らない

人の息が
いかがわしい雲となって
人の欲の
生臭い雨を降らせる

降りやまない欲は
地面に浸み込んで
内側からじわじわと
地球を喰らっていく

やがて
地殻の皮と
地核の芯を残して
地球は
虚ろな果実になるのだろう

虚ろな果実の皮の上で
もぞもぞと蠢く
人も
もちろん虚ろだ




nice!(0)  コメント(0) 

刹那的発泡詩 < 3 > [ひまつぶ詩]


「くるくるぱぁ」


淡水魚の浮袋の中の嫉妬を
広葉樹の葉脈の上の自負を
偏西風の蛇行の末の詭弁を
商店街の坂道の先の固執を

くるくるっ

小さく丸めて

ぱぁっ

ネットに放つ

訳が分からなくて
けっこうけだらけ



**********



「親不孝」


いつも
頑張れない子供だった

いつも
逃げたがる子供だった

子供の頑張る姿を
親は見たいのだと思う

子供の汗や涙を
親は拭ってあげたいのだと思う

いくら
頑張る大人を演じても

いくら
我慢する大人を演じても

もう
褒めてくれる人は
誰もいない



**********



「1週間」



の中には
日と
月並と
火事場泥棒と
水難の相と
木で鼻をくくった
金の亡者が入っていて
オマケに
土用波に乗ったジョニーがついてくる



**********



「アンチファンクラブの皆様へ」


僕が何をした?

転げ回る欲望
追い駆ける非常階段

それとも何もしなかったからか?

飛び跳ねる羨望
暮れなずむ食卓

一番身近な所に悪魔はいるのかもね

使い古しの野望
逃げ遅れた歩道橋

誤解したならそのままでいいよ

言いよどむ希望
伝い落ちる出口

言い訳は淋しさをまさぐるようなものだからね

袖口が伸びた切望
諦めかけた踏切

分からないのは仲間はずれのメカニズム

含み笑いの人望
吹き荒ぶ応接間

もちろん知りたくもないけどね

奇人にして有望
見て見ぬふりの自販機

安全地帯でどうぞ群れていてください

白み始めた絶望
滲み出す入口

僕はでくのぼうだから大丈夫だよ




nice!(0)  コメント(0) 

刹那的発泡詩 < 2 > [ひまつぶ詩]


「雪」


立派な春になるための
試練を与えられても
年老いたアスファルト
想い出すら抱え切れずに
潔白な雪の下で
ひび割れていくだけ


2011.2.15



**********



「空」


東京の冬空は
カラカラカランと
カラ元気

満面の笑みは
スッカラカンと
届かない

まだまだ花は
開かずに
まだまだ人は
閉じたまま

東京の冬空は
辛辣な北風に
当て擦られて

ヒュルルルルンと
蒼褪める


2011.2.15



**********



「人」


弱さを強さで
コーティングした
猿型でくのぼう

愚かさを優しさで
マスキングした
柔らか過ぎる時計

心という
自滅回路の中で
思い上がっては
落ち込んで

欲という
無限軌道の中で
毒を喰らっては
毒を吐き

ありもしない
意味という石ころを
探し求めているうちに
あっさりと一生を終える


2011.2.15



nice!(0)  コメント(0) 

今週のスイーツ (仮) 8 [つぶ焼き]


今日はバレンタインデーということで
何のひねりもなくチョコ


ゴディバの2色ハートや芋焼酎入りなど
いろいろ楽しませていただいたが
本命はやはりこれ↓


d_blog96.jpg


ゴンチャロフさんの
高島屋限定「アニマルショコラ」
今年は、なななんと!
猫様ではないか!!


全国の猫好きのハートを鷲掴みにするような
珠玉の猫チョコ4個と素敵過ぎるパッケージ
たとえ義理だとしても愛が芽生えてしまうw


そして
さらに、これ↓


d_blog97.jpg


またしてもゴンチャロフさんの
百貨店限定「キャッツストリート
猫たちにはそれぞれに名前と性格が
設定されているという芸の細かさ!


ところで
味のほうなんだけど


あまりにも可愛くて
とうぶんは食べられそうにない(笑)



nice!(0)  コメント(0) 

刹那的発泡詩 < 1 > [ひまつぶ詩]


「ちよこれいと」


ちっとも素敵ではない
よれよれの中年男が
この日だけは相手にしてもらえる
れっきとした義理チョコだけど
いいじゃないかそんなこと
とびっきりの笑顔でありがとう

とにかくイベントなんだから
いっそ中元や歳暮と思えばいい
れっつ・ぽじてぃぶ・しんきんぐ
この場はとにかく和気藹藹
よぎるひと月後の倍返し
ちょこっと胸が焼ける宵の口


2011.2.13


nice!(0)  コメント(0) 

HAPPY BIRTHDAY !!! [つぶ焼き]


d_blog95.jpg


今日は正吉っつぁんの6歳の誕生日


去年は
誕生日前に入院したりして大変だったけど
今年はまるまる太って
無事に誕生日を迎えることができました


猫の6歳は人間の50歳。
そろそろ天命を知って落ち着こうね(笑)


ちなみにプレゼント
赤のカッチョいい首輪なんだけど
本人は嬉しくないんだろうなw



nice!(1)  コメント(0) 
メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。